ランサムウェアとは、感染したパソコンをロックして操作不能にしたり、ファイルを暗号化したりすることによって使用不能にしたのち、復旧することと引き換えに身代金を要求する不正プログラムです。
ランサムウェア(身代金要求ウイルス)の影響
1.感染したパソコンが操作できなくなる
2.感染したパソコン内のファイルやネットワーク共有上のファイルが暗号化され、使えなくなる
3.要求された身代金を支払うことによる金銭的被害
2015年末にSNSを中心に話題になった通称「vvvウイルス」も従来から確認されていたランサムウェアの一種でした。ランサムウェアの中には、法執行機関を名乗って「逮捕」や「罰金」などのキーワードで脅してユーザを従わせる手口なども確認されています。
2021年は、ランサムウェアなどのウイルスを用いたネット詐欺の深刻化が予想されると同時に、個人や企業の「評判を落とす情報」の公開を材料に脅迫する「ネット恐喝」の横行が予想されます。個人情報やプライバシーに関わる情報のネット上での管理についてより一層慎重になる必要があるでしょう。ランサムウェアなどのコンピュータウイルスを使ったインターネット詐欺の深刻化や、「他人に知られたくない情報」の公開を材料に脅迫するインターネット恐喝が横行しています。
ランサムウェア(身代金要求ウイルス)を防ぐためにできること
犯罪者の主な動機は「金銭」です。金銭や個人情報を扱う際には、パソコンであれスマホであれ、セキュリティー対策ソフトを導入しましょう。また、個人情報をインターネット上に公開するのは極力控えた方が良いでしょう。
対策1:個人情報を公開しない
サイバー犯罪者は個人情報をあらゆる手段で狙っています。ネットに公開した断片的な情報の組み合わせから個人を特定されてしまうこともあるので、SNSやブログ利用時には、プライバシー設定を行い、プロフィールや投稿の公開範囲をコントロールするなどして、むやみに個人情報を公開しないようにしましょう。
対策2:アプリはGoogle PlayやApp Storeなどからインストールする
不正アプリの多くは、身元不明の業者が運営する非公式ストアで配布されています。アプリのインストールは各公式のホームページからダウンロードします。
対策3:OSやソフトを更新する
サイバー犯罪者は使われているOSやソフトの脆弱性を利用して攻撃してきます。OSやソフトの更新プログラムが提供されたらすぐに適用して、パソコンを最新の状態にしましょう。
対策4:セキュリティソフトを常に最新にして使う
日々進化する攻撃に対応するにはセキュリティソフトを最新状態にして使うことが重要です。コンピュータウイルスの検知・駆除だけでなく、不正Webサイトへの接続もブロックします。
対策5:パソコンやスマホ利用中に情報や金銭を要求されても簡単に従わない
対策6:重要なファイルを複数バックアップする
対策7:不明なメールや添付ファイルを展開しない
ウイルスに感染しているファイルからデータを復元する
ファイルがウイルスに感染したら、勝手に削除されたり改ざんされたりすることがあります。ウイルス感染のファイルからデータを復旧するには、Bitwarデータ復元というソフトを勧めします。ウイルス感染だけではなく、フォーマットしたHDD、USBメモリ、SDカードなどからデータを復旧することもできます。
まず、Bitwarデータ復元をダウンロードしてインストールしてください。(ソフトを復元したいファイルを保存するパーティションと違うディスクパーティションにインストールしてください。)
ステップ1.Bitwarソフトを起動し、ディスクパーティションを選択します
ステップ2.スキャンモードを選択します。クイックスキャンを実行した後、目的のファイルが見つからない場合、またディープスキャンを試してください。
ステップ3.ファイルの種類を選択します。
ステップ4.スキャンが終わると、検出されたデータをプレビューすることができます。「復元」をクリックしてデータを他のディスクパーティションに復元します。
まとめ
ウィルスに感染しないために、パソコンのセキュリティ対策とファイルのバックアップを重視してください。ウイルスに感染したファイルを回復するには、ぜひBitwarデータ復元ソフトを試してください。シンプルで操作簡単です。